理事長の部屋へようこそ
「学習と交流」を軸に
「税」についての正しい理解と定着を!
理事長 山田 仁
HITOSHI YAMADA
こんにちは 新潟税務協会理事長の山田です
「税」を通じて世の中をみると、世の中の事柄がみえてくるような気がします。それは貧困の問題であったり、平和や人権のことであったり、少子高齢化の問題であったり、環境のことだったり・・・。
「政治」を税という視点で語るなら、誰からどのように税を徴収し、どこにどのように税を使うか決める仕組みであるといえます。そして日本は市民自らが主権者として徴税と執行のルールを決めることができる民主主義社会です。
一方で、民意によって選ばれた政権がどんなに素晴らしい租税制度を創設しても、脱税と滞納を放置していてはその制度は機能しませんし、民主主義が機能しないということになります。滞納整理等を担う税務部門が「民主主義の壁」と言われる所以です。
多くの市民がルールを守っている一方で、残念ながら「税」についての正しい理解が定着していると言い難い現状があります。現場の職員や納税者・市民の皆さんをフォローすることで、少しでも理想に近づけていければと思います。
当協会は「学習と交流」を軸にして、研修会の開催、講師の派遣、まなびあう場としての交流サイト等の活動を行っています。
多くの皆さんから、この活動に参加していただくことが力の源泉です。 心からお待ち申し上げます。
理事長 山田 仁
経歴
新潟県。自治労東北地連青年婦人協議会議長などの労働組合役員を歴任。新潟県税務課犯則調査班などで脱税調査を担当し、全国を席巻した軽油引取税の広域脱税事件を摘発した。各地域の新潟県徴収機構特別機動整理班で市町村の長期高額案件を担当。新潟地域振興局県税部間税課長、新潟地域振興局県税部副部長などを経て新潟県を定年退職。平成29年税務職員総務大臣表彰。新潟税務協会理事長。
著作等
月刊「税」(2024年2月号)「巻頭言 税制鳥瞰図」 他